
ビッグデータの可能性については、個人的に注目している分野でもありますが、ビッグデータが今後どのように活用されていくのだろうか?
〇ビッグデータは未来予測に繋がる?
社内に蓄積された大量なデータ。そのデータをマイニングし未来予測をしていこう。という動きがある。
例えば、カスタマーセンターなどで、日々寄せられるクレームの情報。
クレーム情報を分析していくと、おそらくある傾向が見えてくるそうだ。
クレーム情報はいったいどのようなものなのだろうか?
推測の世界だが、
・いつ?
・誰が?
・どの商品に?
・どのようなことが起こった?
・その人の影響度は?
・どのような対応をした?
というのが、一般的なのではないだろうか?
私は、クレーム情報を扱ったことがないので、どのような傾向が見えてくるかはわからないのだが、様々な可能性が存在しているとは思う。
〇クレーム情報と天気予報のデータをクロスで分析?
これはあくまでも個人的な考えではありますが、クレーム情報と天気予報のデータをクロスで分析すると、未来予測に近い結果を得ることが出来るのではないだろうか?
人によってではあるが、、天気に気分が左右される人が存在する。
気温、気圧。微妙な何かを敏感にとらえる人も少なくはない。
普段はクレームをしない人が、天気によって気分が著しく低下し、攻撃的になってしまう。
そしてクレームを入れてしまう。
クレームが入る商品は、それはそれで問題ではありますが、クレームの傾向を予知しておけば、それに対応できるような人員配置等が効率よく行えるのではないだろうか?
〇GoogleとCIAが共同出資した「Recorded Future」
あのGoogleとCIAがなぜ共同出資?
双方ともに、言わずと知れた企業。
Googleは、検索エンジンの世界最大手。
CIAはアメリカの対外諜報活動を行う機関。
その2社がなぜ「Recorded Future」に出資をしたのだろうか?
そもそも「Recorded Future」とはどのような企業なのだろうか?
「Recorded Future」はリアルタイムにWebを監視する技術を保有する企業だ。
世の中に存在する、多数のWebサイトやブログ、Twitterのアカウント情報をリアルタイムに監視し、その情報から浮かび上がる特定のパターンや、イベント・人間関係から、未来を予測するツールを保有している。
〇なぜCIAが?
Googleは検索エンジンを事業の一つとして提供しているので、Recorded Futureに出資するのはなんとなく理解ができる。
しかし、なぜCIAが?と疑問が残る。
これも推測だが、ソーシャルメディアが力を帯びてきた昨今、個人のアカウントを集約し監視をすることでその国で起こりうることを予測しようとしているのではないだろうか?
Recorded Futureのサービス画面を見てみると、入力項目がいたってシンプルだ。

・What
・Who/Wgere
・When
シンプルな入力項目だが、この入力項目の中に、
・犯罪を起こす
・Aさんが
・来月
と入力したときに、予測するパーセンテージが表示され、数値が高かったらその人物を1か月間監視を行う。
CIAにとってみれば、非常に効率がいい話だ。
そう考えると、CIAがRecorded Futureに出資する意味合いも深まってくる。
〇未来予測は可能なのか?
未来予測は実際のところ、可能なんだろうか?
ある程度近しい予測はできるとは個人的に思うが、人間の未来予測はできないのではないかと思う。
当然人間は機械ではないので、突発的な行動がある。
しかし、突発的な行動を起こす傾向がある程度把握することが出来たら・・・・。
ゾッとしてしまう。
ともあれ、このような企業があるくらい、ビッグデータも注目されてきている。
今後、ビッグデータを活用したサービスが多数あらわれてくるはずだ。
そのサービスに注目していきたい。